熱中症の労災認定

こんにちは 社会保険労務士の玉木です。
暑い日が続き、体調を崩してしまう場合もあると思います。
今回は熱中症の労災認定について、少し書いていきます。

仕事中に起こった熱中症が労災として認定されるには、概ね二つの要件があります。

①一般的認容要件
業務上の突発的またはその発生状態を時間的、場所的に明確にし得る原因が存在すること
当該原因の性質、強度、これが身体に作用した部位、災害発生後発病までの時間的間隔等から災害と疾病との間に因果関係が認められること
業務に起因しない他の原因により発病したものでないこと

②医学的診断要件
業務を行う環境が客観的にみて暑かったり身体的負荷が高かったりしたことから、熱中症になる危険が高かったなど熱中症になったことと仕事環境や業務負荷との因果関係が認められること
持病の悪化など、業務と関係のない原因の場合は要件に当てはまりません。

会社は従業員が安全で健康に働くために必要な配慮をする義務があります。
日頃から従業員の健康管理や作業環境、設備の管理、衛生状態のチェックを行いましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次